第10話

逆らおうとしたらどうなるか ユーマ編
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2017/10/25 14:53
ユーマ
ユーマ
おら、よっと...!
あなた

きゃ...!?

ユーマはそう言いあなたを壁際まで追い詰めると押し付け、逃げられないように体を押さえつけた。
あなた

(この人...力強い...痛い...。)

ユーマ
ユーマ
さて、俺もキバでお前...雌豚をしつけてやるよ...。でもルキやアズサと同じ腕じゃつまらねぇからな...。俺は、首筋に...痛みを与えてやるよ...。
ユーマはそう言うとあなたの首筋に顔をうずめた。
あなた

(...っ!?)

ユーマ
ユーマ
ああ...こうすると、お前の甘くて美味そうな血の匂いがより強く感じるな...。おい雌豚、この匂い一体何なんだよ?ああん?...っ、んっ!!
あなた

あっ...!?ん...、ぅ、あっ...。

ユーマはあなたの首筋を噛んで血を吸い始めた。他の二人よりも強く、早く血を失われていくような感覚に、あなたは顔を歪めたが...途端にまたそれは、痛くもあり...気持ちいいという不思議な感覚に変わっていった。
あなた

(やだ...また、私...。)あっ...。ん、あっ...。

ユーマ
ユーマ
...ん、んっ、!!何だよ、この味...。シュガーちゃんなんかよりもずっと甘ぇ...。これが、イヴってやつの味なのかよ...?ん...、んっ、!!
あなた

ぅ、あっ...!?

あなた

(体を押さえつけてる力も強いし...痛い...あっ、また貧血を起こしそう...。)

コウ
コウ
ユーマ君、ちょっとそこでストップ!!エム猫ちゃん、また貧血起こしそうじゃん!俺、まだ吸ってないし何もしてないんだからさ!ほら、俺と交代!!
あなた

(エ、エム猫ちゃん...!?)

ユーマ
ユーマ
...あ?ああわりー、わりー...。ついこいつの血に夢中になっちまって...。もっと吸っていてーけど、まあ...俺の痛みも分かっただろーし、俺はこれでいいや...。コウ、次はお前がやれよ。
コウ
コウ
もー、ただでさえユーマ君は吸う量も多いんだから、気をつけてよね...。俺、ずっとこの匂い嗅いでばっかで我慢の限界だったんだから...。ふふ、でもこれでやっと吸えるね...ふふ、エム猫ちゃん?俺のキバの感覚と...痛みを教えてあげる...♪
そう言うとコウは不敵に笑ってあなたの前に来て...。

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