おら、よっと...!
きゃ...!?
ユーマはそう言いあなたを壁際まで追い詰めると押し付け、逃げられないように体を押さえつけた。
(この人...力強い...痛い...。)
さて、俺もキバでお前...雌豚をしつけてやるよ...。でもルキやアズサと同じ腕じゃつまらねぇからな...。俺は、首筋に...痛みを与えてやるよ...。
ユーマはそう言うとあなたの首筋に顔をうずめた。
(...っ!?)
ああ...こうすると、お前の甘くて美味そうな血の匂いがより強く感じるな...。おい雌豚、この匂い一体何なんだよ?ああん?...っ、んっ!!
あっ...!?ん...、ぅ、あっ...。
ユーマはあなたの首筋を噛んで血を吸い始めた。他の二人よりも強く、早く血を失われていくような感覚に、あなたは顔を歪めたが...途端にまたそれは、痛くもあり...気持ちいいという不思議な感覚に変わっていった。
(やだ...また、私...。)あっ...。ん、あっ...。
...ん、んっ、!!何だよ、この味...。シュガーちゃんなんかよりもずっと甘ぇ...。これが、イヴってやつの味なのかよ...?ん...、んっ、!!
ぅ、あっ...!?
(体を押さえつけてる力も強いし...痛い...あっ、また貧血を起こしそう...。)
ユーマ君、ちょっとそこでストップ!!エム猫ちゃん、また貧血起こしそうじゃん!俺、まだ吸ってないし何もしてないんだからさ!ほら、俺と交代!!
(エ、エム猫ちゃん...!?)
...あ?ああわりー、わりー...。ついこいつの血に夢中になっちまって...。もっと吸っていてーけど、まあ...俺の痛みも分かっただろーし、俺はこれでいいや...。コウ、次はお前がやれよ。
もー、ただでさえユーマ君は吸う量も多いんだから、気をつけてよね...。俺、ずっとこの匂い嗅いでばっかで我慢の限界だったんだから...。ふふ、でもこれでやっと吸えるね...ふふ、エム猫ちゃん?俺のキバの感覚と...痛みを教えてあげる...♪
そう言うとコウは不敵に笑ってあなたの前に来て...。
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編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。