第18話

朝食
1,229
2017/10/30 13:16
ルキ
ルキ
お前達、おはよう。
コウ
コウ
ふぁあ...。ルキ君、エム猫ちゃんもおはよ~...!...あれ、エム猫ちゃんどうしたの?顔赤いよ?
あなた

(また私のこと、エム猫ちゃんって呼んでる...。)い、いいえそんなことは...!(さっきのことが頭から離れなくて...顔が暑いよ...。)

ユーマ
ユーマ
おいルキ、それより早く朝飯にしようぜ!おい雌豚!お前も早く座れよ!
あなた

(また雌豚って呼んでる...。)え、う、うん...。

アズサ
アズサ
...イヴの席...ああ、ルキの隣に、座りなよ...。
あなた

(イヴってまた呼んでる...。)わ、分かった...。(ルキ先生の隣に座るなんて...恥ずかしいよ、さっきのこともあるし...。)

コウ
コウ
ん~、やっぱりエム猫ちゃん、顔赤い...。ルキ君と何かあったんでしょ~!
あなた

な、何もあ、ありません...!

ルキ
ルキ
おい、あまり時間がないんだ、話してないで、さっさと食べろ。遅刻するぞ。
コウ
コウ
は~い、いただきます。
あなた

え...?こ、これ...?

ルキ
ルキ
何やってる家畜、お前も早く食え...。それとも、俺に食べさせてもらおうという魂胆か...?
あなた

え...!?い、いえ...!

アズサ
アズサ
ふふ...イヴ、これは、ルキが作ってくれた朝食だよ...俺達のご飯は、いつも、ルキが作ってくれてるんだ...イヴも、早く食べなよ...。
あなた

(ルキ先生が...?それに、みんなヴァンパイア...なんだよね...?でもこうして、普通にご飯食べるんだ...。しかも、皆一緒に...。)

あなた

い、いただきます...。...!(美味しい...。)

あなた

(ルキ先生...料理上手いんだ...知らなかった...。それに...こうして誰かと一緒にご飯を食べるって私、ひさしぶりだな...)

あなたは両親が亡くなってから独り暮らしで、いつもは一人で食べていた為ヴァンパイアであっても...ひさしぶりに誰かと食べることに、感動していた。

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