そうして私はルキ先生達との生活を続けた。(作者より ここからは今までの半年の経過をはしょってプロローグの時間軸に戻して「ルキ先生」的な話を続けていこうと思います、妄想全開で書いていきますのでご容赦ください)怖い所はあったりしたが本当に皆は逆らったりしなければひどいことや痛いこともあまりしてこなくて、段々私は皆との生活に慣れていった。ルキ先生や皆に吸われたりもしながら生活を続け、いつからか私はー。
...ルキ先生のことを、好きになっていた...。
チャイムが鳴り、ルキ先生が教室に入ってきた。
先程まで話していた女子生徒達は席に戻りまた少し騒いでいた。彼女達もかつて、私がルキ先生達の秘密を知る前にルキ先生に意識や記憶を無くした状態で吸われたのだろうかと思うと少し複雑な気持ちさえ思うようになっていた。ルキ先生達はもう私以外の血を吸ってはいないようで、もうこの学校で隠れて誰かの血を吸う必要は無くなったため、私の卒業と共にルキ先生達もこの学校からいなくなるらしいがー。
私はそのあと、どうなるのか。彼らと共にどこかへ行くのか...私は好きな気持ちに気づいたルキ先生とー少しでもそれまでに、心を通わせたいと思っていた...。
(作者より)変なスタートですみません(^^;
編集部コメント
引きこもりのおじさんと真面目な女子高生という組み合わせがユニーク。コンテストテーマである「タイムカプセル」が、世代の違う二人をつなぎ、物語を進めるアイテムとして存在感を発揮しています。<br />登場人物が自分の過去と向き合い、未来に向かって成長していく過程が丁寧な構成で描かれていました。