第43話

学校にて
804
2017/11/21 09:48
あなた

(うーん、作り方自体は簡単みたいだけど...私、あの屋敷に来てから料理まったくしてなくて半年くらいのブランクがあるし...何よりルキ先生厳しそうだし不安だよ...。)

あなたは学校の休み時間にも少し携帯でボンゴレの作り方を調べていた。
女生徒2
あれ、あなたちゃんどうしたの?ボンゴレビアンコ...?の作り方とか見て...?
あなた

えっ!?いや、ち、ちょっとね!

するとそこへクラスの女生徒がやって来た。
女生徒1
そういえばあなたちゃん、半年くらい前から弁当がなんだか前のより美味しそうになってるよね?料理にでも目覚めたの~?
あなた

(う、まさかあれは私じゃなくてルキ先生が作った、なんて口が裂けても言えないよ...。)う、うん!まあね!!次はボンゴレビアンコでも作ってみようかと思って...!

女生徒2
あ、そういえばボンゴレビアンコってコウ君の好物だよね!私、ファンなの!格好いいしアイドルとかすごいよね~!
女生徒1
だね~、もしかしてあなたちゃんも、コウ君のこと狙ってるの?
あなた

えっ!?い、いや...あはは!(まさか狙ってるも何も秘密を知ってて同居してますなんて言えないよ...!それに様呼びしてますとか血を吸われてますとかなんて...!でもファンってことは、この子も前にコウ...様に吸われたことがあるってこと、だよね...本人は覚えてなくても...。)

女生徒2
作れるようになったら、私にも作り方教えてね~!
あなた

えっと、...う、うん!

女生徒達はそういうとあなたから離れていき、あなたは一人また複雑なような思いを抱えてため息をついた。

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