はぁ、はぁ、はぁ...。
球技大会が始まってしばらく。女子のサッカーの試合が先に始まり、あなたの所属するチームの試合が始まって終わったところだった。あなたの思っていた通りに1回戦敗退となり、あなたは早々に会場をあとにしているところだった。
(うぅ、疲れたけどやっと終わった...。あとは観戦してればいいけど女子のサッカーがみんな終わるまで男子は試合始まらないから教室でしばらく休んでようかな...。)
そう思いながら女子の会場であった小体育館の渡り廊下を抜けて男子の試合会場となり、今の女子の試合の間は自由に男子の練習場所となっている大体育館へと入ると...。
...全く、これだからあなた方は...。もう勝手になさい!
...!?
体育館の一角で練習をしていたらしい1チームの一人がそう大声を出すと、足音を立てながら体育館を後にした。
(な、何あの人...?仲間割れ?あれ、でもあの人って確か...。)
あれ、レイジ先輩だよね!あの逆巻兄弟の...何々また仲間割れ?去年もレイジ先輩ああやって怒ってたし、本当あの兄弟仲良いんだか悪いんだか...。
ふふ、ああやって人前でもするっていうのも中々に彼ららしいけどね!本当に問題児ばかりだけど、顔は良いからファンも多いんだよね...特にシュウ先輩とか♪
(ああ、やっぱり逆巻兄弟の...。間近に見たの初めてかも...じゃああの人達が逆巻兄弟...?)
近くで男子の練習を見ていた女子の話を聞いたあなたは、しばらく眺めてみることにしてその一角のチームを見た。
...ったく、やっとうるさい七三眼鏡ジジイがいなくなったぜ...。
(七三眼鏡ジジイ...自分の兄弟なのにすごい言い分だなぁ...。あの人が三つ子のお兄さんのアヤト君...だよね?クラスは違うけど...。)
全くです...。この僕に命令するだなんてありえないしいっつも色々うるさいんですよ...。いなくなって清々しました...ね、テディ?ふふふ...。
(あの子が三つ子の一人のカナト君か...。本当に熊のぬいぐるみ持ってるんだ...テディだよね...。)
んふ、全くだよねぇ...。勝手に僕達の司令塔になろうなんて図々しいんだよ、レイジのくせに...。まあ僕は、こんな球技大会なんて面倒なことよりもビッチちゃん達と遊びたいんだけどね♪んふ...。
(あの人が三つ子のライト君...。ビッチちゃん...?)
本当、レイジってばうるさいよね...。次男面してるけど僕とユーリの方がお兄さんなんだし勝手に僕達を言うこと聞かせようとか思わないでほしいな...。ね、ユーリ?
そうですね、キノの言う通りです...。
(あの二人が双子のキノ先輩にユーリ先輩...。レイジ先輩とは母親が違ってレイジ先輩の方が遅く産まれたんだよね...噂に聞いたけどこの兄弟は父親が同じでもそれぞれお母さんが違うみたいだし...複雑なんだな...。)
...お前ら、ごちゃごちゃうるさい...。音楽が台無しだし寝られない...。ったく、うるさい奴が一人ここからいなくなったってのに...。
おいシュウ!こんな時に音楽聴いたりとか寝ようとしてんじゃねぇよ!第一司令塔とかならあの野郎じゃなくて本来は長男のお前がするべきなんだろ!はぁ、かったりぃしうぜぇ...。
(あの人が長男で1年留年してるっていうシュウ先輩に末っ子のスバル君かぁ...。確かに問題児ばかりみたいだけど格好良い人が多いな...。)
は、なんだか騒がしいと思ったらやっぱりあんたらか...。相変わらずうるさい奴らだねぇ...。
(あ、今度は月浪兄弟の二人が来た...。)
言い合いを始めていた逆巻兄弟の元に月浪兄弟の二人とその手下達がやって来た。
何だと!?シン、今年こそお前らを倒して俺様達が決勝に行ってやるぜ!
ふん...。そのチームワークの欠片も無さそうなお前らに私達など倒せるか...。
(月浪兄弟は二人だけだからなんだか手下として従わせてる人達がいるってことを聞いたことがあるけど本当にいるんだ...。傍に控えてる人達だよね...。でも手下って...どんなことして従わせてるんだろ...。)
問題児であり、女子の人気者である彼らが揃いさらに騒がしい一角となり、見物していた女子達が色めき立ち始めたところであなたはとりあえず教室で休んでいようと体育館を後にしたのだった。
作者です!先ほど前の話をアップし直しましたが本来と逆巻兄弟を変えました!キノ様とそして作者の好きなユーリさんも双子として追加し、兄弟順も変えました!作者実はシュウ様とユーマ様のことで許せなくてレイジのことが嫌いでして...。兄弟にも色々酷いこと言わせてますがファンの皆さまには申し訳ありませんが恐らく今後の話にはあと出しません!(球技大会編で)出すとしてもほんのちょこっとだけだと思いますすみません...。場面としてはレイジが司令塔として色々勝手に命令しようとしてましたが皆が言うことを聞かずに怒ってしまってあとはチーム名簿に名前はありますが試合にも一切出ないという感じです...。ファンの皆さま申し訳ありません!去年の球技大会でもこうしたことがあったという設定ですwwキャラも所々崩壊してたり変なところあるかもしれないですが申し訳ありません!それではまた更新が滞り気味になってしまうかもしれないですが作者頑張るので次回もお楽しみに!それでは!!
いいねして作者を応援しましょう!
この小説を読んだ方は、こちらの小説も読んでいます
- 青春・学園
研磨の妹 ,天使らしい
研磨の妹 ,バレー部のマネージャーやるってよ . ※ 二次創作 ※ 夢小説
favorite 58,890grade 9,449update 4日前 - ノンジャンル
失敗作少女
冷炎を恨んだ
favorite 163,174grade 11,480update 2024/04/10 - 恋愛
ただ、貴方の背中だけを……
中学で観た兄の試合で、忘れられない人と出会った__。 振り向いてほしい。 悲しませたくない。 応えたい。 でもどうしようもなく、好き。 行き交う“好き”のキモチ。 貴女が最後に選ぶのは、変わらず彼……? それとも……。 甘酸っぱい、切ない、恋の行方____。 ✑☁︎︎序章編..2話~340話 ✑☁︎︎本編編..344話~764話 ✑☁︎︎最終章編..766話~ ・ ・ ・ ※落ち不明 ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー✁キリトリ✁ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー こんな事あらすじに書きたくないけど、パクリなどは絶対にやめてください。
favorite 565,257grade 15,722update 2日前 - ノンジャンル
梵天のメイドは狂ってる
⚠︎微㊦🔞 マ「今日からコイツ、メイドとして雇う。」 『よろしくお願い致します。』 最初、俺達は普通のメイド思っていた。 見た目と反してめちゃくちゃ____。
favorite 17,955grade 5,243update 2日前 - 青春・学園
宮侑のサーブ、顔面キャッチしました
「ここに忘れもの置いた気がする……」 侑「おっしゃぁぁぁあ!!サムぅ!!くらえ!!」 治「しゃぁぁあ!こいやクソツムぅぅ!」 「(楽しそうだな…笑)」 ビュンッ え____。 バコッ…… 顔面…ッッ?! すげぇ、足バキバキしてたら思いついた作品 もちろん伸びなかったら消す てか新作出しすぎて草 ♡&☆よろしくお願いしまっする ㊗️🎉 新作総合ランキング3位🥉 新作青春・学園ランキング1位🥇 デイリー総合ランキング2位🥈 青春・学園ランキング1位🥇
favorite 96,671grade 8,912update 2日前
コンテスト受賞作品
もっと見るONE N’ ONLYオーディオドラマ原案コラボコンテスト
公式TikTokの注目動画
もっと見るチャレンジ小説
もっと見る- ノンジャンル
「百花繚乱」と私。〜悪の組織と秘密の任務〜
━━「百花繚乱」って知ってる? ──え、あの都市伝説って言われている? ━━そう、悪の組織から私たちを守ってくれるっていう組織 ごく普通の高校生、楠若葉。ある日、都市伝説とも言われている「百花繚乱」のリーダーからスカウトを受けて────!? これは、私達が悪の組織に立ち向かう物語。 表紙画像 菜月様 https://mobile.twitter.com/0802_na_ 2022/5/17 シルバーランク ありがとうございます! 2022/5/24 ゴールドランク ありがとうございます!
- ホラー
転ばないで
俺たちは何ら変わらない学生で 遊んで、勉強もして 夢も持って目標に向かって 学校生活を送っていた。 毎日が変わりない楽しい日々 こんな風に大人になっても 馬鹿みたいに笑って 社会の愚痴言って 友達と繋がるもんだと思っていた。 ただ、その当たり前が崩れたのは "あの日"がはじめてだった。
- 恋愛
コスモス
コスモス~Flower of life that does not~ あれから5年の月日が経った初夏。大野莉沙、18歳。お互いの心を変える運命の出会いをした影山星護とは、別々の高校へ進み、今では付き合ってもう2年。そんな2人は、いよいよ高3になり、それぞれ、これから進んでいく道に悩んでいた。そんな時不良から更生するため必死で努力する星護の前に突然、事件の発端となるある人が現れて・・・。 心はいつも繋がっている。たとえ離れても。ずっと。 悲惨な現実に泣き崩れる星護と、大きな選択を迫られる莉沙。すれ違っていく2人の思いはどう進んでいくのか┄┄。 ✩前作『クライアイ』(2021・春 完結 )より。 ✩『クライアイ』┈┈┈5年前、主人公・莉沙と星護の13歳の頃のストーリー。
編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。