あの後2人には頑張れって背中押されて少しは気が楽になった
君の学校に一番近い最寄り駅の改札で君が来るのを待った .
心臓が落ち着くことはなかった。
ずっとドキドキ鳴りっぱなしだった。
あ、きた。
涼「あなたちゃん!!!」
俺はそう言って君のとこに向かった
あ「涼介くん!?なんでここに?」
涼「あなたちゃんに伝えたい事があって…」
大丈夫、涼介ならできるよ って知念の言葉を思い出しながら勇気をしぼる。
その時は周りなんてどうでも良かった。
普段から人通りが少ないこの道は今は2人だけの空間になった
君に伝えたいことはたくさんある。
でも、今は違う。今はこれが言いたい。伝えたい。
それはただひとつ
涼「…………好きだよ。」
俺の瞳にはしっかりと君が映ってる .
君の瞳にも俺は映ってますか ?
編集部コメント
引きこもりのおじさんと真面目な女子高生という組み合わせがユニーク。コンテストテーマである「タイムカプセル」が、世代の違う二人をつなぎ、物語を進めるアイテムとして存在感を発揮しています。<br />登場人物が自分の過去と向き合い、未来に向かって成長していく過程が丁寧な構成で描かれていました。