第3話

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2017/10/22 09:46
あーーー、どうしよ、、。
まわってくる、、。

自己紹介もそろそろ終盤。

私の苗字はわ行でいつも一番最後になる。

「じゃあー、次。」

「あ、、、。若菜あなたです。。」

先生がじっと目を見つめる。

どこかとろんとした瞳。吸い込まれそうになって、
息が止まりそうになって、、

だめだ、赤面症発動…。

いつも何かある度にすぐ顔が赤くなる自分。
こんなイケメンに見つめられたらなおさら。

先生がいきなり笑顔になった。

「あなたね。よろしく。」

「はい。。」

下の名前???えなんで??
他の子達にそんなの言ってなかったよね、、?

良くも悪くも、その日はそれで終わった。

先生はみんなから涼真先生、と呼ばれることになった。

まんざらでもなさそうな感じだった。

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