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第8話

優越感
初めて異性に対する好きという感情に気づいてから

初めての登校。

大して学校に慣れたわけでもないのに、

もっと不慣れな恋というものをしてしまい、
頭はずっとそれで支配されたまま。

少し暖かくなり、そろそろみんな夏休みに向けてわくわくし出す頃だ。

「お前ら!夏休みなんかな、まだまだだぞ!そんなことよりな!
一発目のテストだからな!こんな所でこけんじゃねぇーぞ!」

もちろん、ええええという文句があちらからもこちらからも
聞こえてくる。

涼真先生はその様子を見ながらどこか楽しんでいる。

みんなに向ける優しい笑顔。

かわいい...。

つい頬ずえをついて見つめてしまう。

どうせ席端っこだし、見てることはバレない。
というか見られることになんか慣れてそう。

そんなことを考えていると、不意に目が合った。

やばい、そらさないと、そう思っても動けない。
金縛りにあったみたいに先生と合った自分の目を離せない。

その時、
先生はさっきまでと違う顔を見せた。

笑ってる。笑ってるけれども、微笑みとは違う。

どこかこう、いじめっ子がするような、
左の口角だけが上がった悪そうな笑顔。

その後先生の方から目をそらされた。

「なんだあれ、、。」

でも少し、どこか自分の中でみんなが知らない顔を見れた
優越感に浸れたのは
秘密。