プリ小説

第9話

惹かれていく
思い切って、
話しかけてみよう。

かれこれ入学から1ヶ月は経っただろうか。

未だに挨拶すら自分から出来たことがない。

よし。挨拶からだ。

朝、いつもより少し早めに学校に到着する。

先生は今日、門の前に立つ朝当番に当たっているはず。

その当番に当たる先生は、基本的に早く来ているのを、前に1度だけ
他の仲のいい先生から聞いた。

「いた、、!」

前からゆっくりこっちに向かってくる涼真先生。

息を整え、私もゆっくり近づく。

「せんせ!」
「おおお、どうしたあなた。早いな。」
「お、、」
「お?」
「お、、はよう、、ございます、、。」

最後の方の言葉は恥ずかしさとか色んな感情が混じり、
ほとんどはっきり発音できていない。

やらかした。。完全に変な子だ。。

「おはよ。あなた。」

先生の右手が私の頭に乗っている。

びっくりした。

恐る恐る顔を上げると、
またあの時と同じ顔。

「やーっとあなたから来てくれた。」

そう言っていつもみんなに向ける笑顔に戻った。

「今日も頑張ろうな。」
「はい...!」

すたすたと職員室へ向かう先生の背中を
目にしっかり焼きつける。

ああ、どうしよう。

どんどん惹かれていく。

さっきまで音が止まっていたかのように急に周りが騒々しくなり
はっ、と我に返る。

「危ない...。顔赤くないかな...。」

この時、

少し嫌な目線が私に向けられていることを

知らなかった。

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Ramu*
Ramu*
Ramu です。 プリ画像もあんまりやけど、やってます。 小説書くのは好きです。(もはや妄想でしかない) あ、うまくはないです。 そして更新頻度遅いかもしれない。 俳優女優→竹内涼真 山田裕貴 大和孔太 小松菜奈 アイドル→ジャニーズWEST 欅坂46 乃木坂46 邦ロック→Mrs. GREEN APPLE ポルカドットスティングレイ THE ORAL CIGARETTES FOMARE My Hair is Bad