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第1話

面接
153
2017/10/22 11:14
「好きです付き合ってください‼」
シーンとした教室の中で聞こえる音は風の音と草木が揺れる音
 


「あゆか、早く起きないと遅刻するよー。」
りょうに叩かれて起こされる。これが毎日の日課だ。
「えー…今何時ー…?」
「九時だよ」
りょうにそういわれたとたんに目が冷めた。今日は九時
から私の憧れていた校閲の面接だった。
パンを口に入れて勢い良くドアを開けて
「行ってきまーす!」というと走ってビルへ向かった。
ビルへついたときは九時十五分で面接を受けていれば
多分終わっている時間だったと思う。
私は、急いで面接を受ける予定の部屋まで行った。
やっぱり私の面接時間は終わっており、次の子が
部屋に入っていったようだ。私はとっさの行動に出ていた
「審査長、もう一度私に時間をください。」
すると意外な言葉が帰ってきた。

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