第4話

ネコの日常4
122
2017/10/26 13:02
突然、一狼が現れて、私は1人で部室を占領出来なくなってしまったけど、なぜか不快には思わなかった。
というのも、一狼が来てもほぼ毎日変わらなかったから。話すこともほぼなく、本を読むだけ。いや、それはもう…
快適!!
2人のはずなのに、1人のような時間を過ごせるとは、思ってもなかった。本当に快適だ。

___そう思っていたのは、一週間前まで。
大人しくて、私のことなんて気にしてなかったのに、今じゃ…
一狼
一狼
そこにある本、取って
とか
一狼
一狼
早く部室開けろよ
とか。
命令口調になってきた。私からしたら、突然なんなのよって感じ。
でも、それに素直に従うほど私は従順じゃぁもちろんない。
あなた

やだ。あんたがやって

と言い張ってる。
あぁもう、せっかくの1人の時間が台無しだ。
やっぱり部活なんか入りたくない…心の底からそう思った。

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