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第1話

また、隣?!
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2017/10/22 23:38
「今日から高校生か、恋愛はしないで部活に専念しないとなー」
私は、今日から高校1年生の原ななみ(主じゃないよ)
昔辛い失恋をした、、、だから今は、恋愛恐怖症になった。
ピンポーン。「ななみ一緒に行こー」
「うん。行こ」
今のは二宮真央。中学からの親友。あだ名はマヨ。なぜかわからないけどマヨ。
中学時代は、クラスも3年間一緒で部活も卓球部で同じ。高校一緒のところに行こうと言ったのもマヨだ。
「クラス一緒だといいねー」
「だねー。てか、うちの中学からうちら以外に同じ高校の人いたっけ?」
「えーと、関根と、武士道じゃない?」
「えー、いるのか、、よりによってなんでその2人なの!」
関根ってのは、関根悠人(せきねはると)、武士道ってのは高坂武士道(こうさかぶしどう)。
この2人とも3年間クラスが一緒だったため、私の黒歴史をよく知ってる、、、
「あー、やっとついた」
「そんなやっとってほど遠くないでしょ」
「そーだけど、ななみと同じクラスになれなかったらって考えたら疲れた」
「あはは、たしかに一緒のクラスになれるといいね」
「おはよう。ななみ」
「なんだ関根か、、」
「俺もいるし」
「武士道もいたのね」
「てかクラスの見た?」
「まだだよ。でもなんで?」
「まだだったら、一緒に行こうと思って」
「いいよ、一緒に行こ」
私は、2人も連れてクラス表を見に行った。
「あー、まよと違うや」
「えええええええーーーーーーーーーーーー!?」
「ちょ、マヨ声でかい」
「ごめん。でも、驚きで」
「だよねー、でも、休み時間会えるよ」
「そーだね」
「関根と、武士道は同じクラス?」
「いや、違う。俺が2組で、武士道が、3組」
「え、関根2組?じゃ同じだ」
「俺とマヨも3組で、同じじゃん」
「やだなー、でも、知ってる人がいるだけましか」
「まー、一緒にがんばろ!」
「そーだな、がんばろ」
「2組はこっちかー、3組と階も違うや」
「じゃ、またね」
「うん、、、」
あー、まよと別れちゃった。まよとしてはラッキーなんだろうけど、武士道も。
なぜなら2人は両想いだから。でも、勇気がなくて告白してない。告白すればいいのになー。
なんて、失恋しかしたことない私が言うことじゃないけど、、、
「どーしたの、元気ないじゃん」
「だって、マヨと別れちゃったんだもん」
「それもそうだな。てかついたな、クラス」
「あ、ほんとだ。この階うちらのクラスしかないんだね」
「たしかに、、、」
「まー、そんなことはどーでもいい、席はここか」
「ここか、ってえー、となりやん」
「となりやん、しかも年中同席だよ」
「やだー、でも、遠慮なく過ごせるか」
「少しは遠慮してよ」
また、バカと一緒だ、中学も、ずっと隣なのに高校でも隣かー、やだなーーーー、てか、まよ大丈夫かな?
あ、LINEきた(武士道と、隣だったよー)向こうもか。なんか仕掛けてんのかなー。

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