裕「もらってもいいですか?」
悠「は?何言ってんの?」
裕「ななみさんをもらっていいか聞いてるんです」
悠「なんで?」
裕「いや、悠人くんがななみさんを好きだと思って」
悠「お、俺はあいつのことは、、」
裕「じゃあもらっていいんですね」
悠「それはまた違う」
裕「じゃあ、文化祭2日間目の夜10時に1年3組の教室で」
悠「わかった」
はー、もう1人ライバルが、増えちゃったよ、、
俺なんであの時素直に好きだっていったあとごまかしちゃったんだろー
まー、文化祭2日間目ならななみにちゃんと告白してるからいっか。
てか俺なんでななみのこと好きになったんだっけ?
そうだ、俺がななみを好きになった理由は、、
優しくて、可愛いくて、責任感が強くて、一緒にいると落ち着いて、、
誰にも話したことのないななみの秘密を話してくれた。
そして、、、
感じたことのない「運命」を感じた。
他にもななみを好きになった理由は沢山ある。
でも、一番惹きつけられたのは感じたことのない「運命」を感じたから。
ななみも同じこと考えてくれているのかな?
でも、むりだよな、、、
だってななみは
「恋愛恐怖症」
なんだから、、、
ななみは俺のこと好きじゃないよな
好きじゃ
そう思った瞬間俺は涙が出てきた。
編集部コメント
引きこもりのおじさんと真面目な女子高生という組み合わせがユニーク。コンテストテーマである「タイムカプセル」が、世代の違う二人をつなぎ、物語を進めるアイテムとして存在感を発揮しています。<br />登場人物が自分の過去と向き合い、未来に向かって成長していく過程が丁寧な構成で描かれていました。