「あぁ、実は……最近ファンの子に家がバレてとても帰れる状態じゃないんだ!
しばらく泊めてくれないかな?」
とハルキ先輩に向かって言う。
「別にいいけどwアイドルは大変だな〜」
「ハルキ先輩!涼介さんがいる間、部屋に遊びに行っていいですか!」
((涼介さんとたくさん喋りたいな〜))
「ああ?」と睨んでくる先輩。
「まぁまぁ、いいじゃん!俺が許可するw」
と優しい涼介さんのフォローもあり、
入室の許可が得れた。
「じゃあ今日はとりあえず帰りますね」
「おう」スマホを見ながら言う先輩。
「また明日な!」ちゃんと目を合わせてくれる神様。
ー自室にてー
「はぁ、山田涼介かっこよすぎる」一人でキャーキャー叫びながらベッドに埋もれる。
「あ…」
そういえば私さっきハルキ先輩と……
思い出すだけで恥ずかしい。
まぁいいや←
涼介さんにLINEしよーっと!
編集部コメント
依頼人の悩みや不安に向き合うカウンセラーという立場の主人公が見せる慈愛にも似た優しい共感と、その裏にひそむほの暗い闇。いわゆる正義ではないものの、譲れない己の信念のために動く彼の姿は一本筋が通っていて、抗いがたい魅力がありました!