第4話

キライ
5,936
2017/10/26 10:24
陸斗(リクト)
陸斗(リクト)
よくできました!
なにが?っていうか爽やか王子の喋り方…。
桃(モモ)
はぁ。で、ちなみにウソカノは、何をすればいいの?
陸斗(リクト)
陸斗(リクト)
はぁ?そんなこともわかんねぇーのかよ。
桃(モモ)
分かるわけないじゃん!
今まで彼氏出来たことすらないのに彼女になれっていう方がおかしい。まぁこいつは、そんなこと知らないだろうけど
陸斗(リクト)
陸斗(リクト)
まぁ、俺の奴隷と女子よけだな
桃(モモ)
はぁ!??
女子よけは分かるよ。けどどれいって?!
陸斗(リクト)
陸斗(リクト)
あ?俺に口出しすんの?つーかお前、俺にそんな口聞けるんだ~
なっ!まぁでも、これ以上言ったらなんか言われそう。言いたい気持ちをおさえつつ、黙ることにした。
桃(モモ)
あ、あのさぁ。これってみんなに公開するの?
陸斗(リクト)
陸斗(リクト)
そりゃあもちろん。じゃねぇーと女子よけなんねーし
桃(モモ)
ですよね…。
女子からの視線がヤバそう…。

キーンコーンカーンコーン

他にも色々聞きたいことがあったのに、チャイムがなってしまった。
陸斗(リクト)
陸斗(リクト)
じゃあまたあとでね、ど、れ、い、ちゃ、ん!
爽やか王子の声がムカつくのに、さらにあの顔と言葉!やっぱりアイツはキライだ。

それに、私のことおいてくのかよ!自分一人早く走ってたじゃん。まぁ、もういいけど。
私は出来る限りの全速力で教室に向かった。
桃(モモ)
遅れてすみません
しぶしぶ教室に入る。桧山を見るとすごいムカつく顔で
陸斗(リクト)
陸斗(リクト)
バーカw
って。

うっざぁーー!これから私は大丈夫なのだろうか。
帰りはいつも、乃愛と帰っている。けど今日からは
桃(モモ)
お待たせ
陸斗(リクト)
陸斗(リクト)
おせぇーよ。罰として今から俺に、缶コーヒーおごれよ
桃(モモ)
はぁ?っていうか小学生かよ!
こいつにイラつくのは、小学生レベルの知能だからなのか?
陸斗(リクト)
陸斗(リクト)
あぁ?しょうがねぇから今回だけはと、く、べ、つ、に、許してやるよ。
桃(モモ)
はい、はい、ありがとうございます。
家かえったら、ラインで乃愛に本当のこと言おう。

これからコイツとやっていける自信がない桃だった。

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