そういいながら私の涙をふいてくれる。
急に優しくされたら、調子くるうよ。
本当に謝ってくれているのが伝わる。でも、これは桧山のせいじゃない…ような気がする。
笑顔に言えていただろうか。
たまには、あいつも優しいとこあんじゃん。
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教室に戻ると、女子の目線がすごかった。
そっか、さっきのは違うクラスの人だったからなぁ。
さっきのことがあったからか、みられるだけで、すごく怖くなる。
乃愛が駆け寄ってきてくれた。
"乃愛~、怖かったよぉ"って、言いたかったけど…目が…はれ、て、る?
あ…女子の目線が…。
こうして、クラスの女子は付き合い始めたことを認めたのでした。
~その頃桃たちは~
話すだけで、あのときのことを思い出しちゃって怖くなる。
でも、乃愛には言いたい!
それから、あったことを全て話した。
その一時間、授業をサボった。
ラッキーなことに、その時間は林間学校のチームわけになってたになってたらしい。
まぁ、聞きたかったけど…。
その日の夜、林間学校のメンバーを聞いた。
編集部コメント
依頼人の悩みや不安に向き合うカウンセラーという立場の主人公が見せる慈愛にも似た優しい共感と、その裏にひそむほの暗い闇。いわゆる正義ではないものの、譲れない己の信念のために動く彼の姿は一本筋が通っていて、抗いがたい魅力がありました!