第4話

あまーいお菓子 White堕天使
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2017/10/29 01:16
あなた

ねぇねぇ、だてちゃん!あれ見て!すっごい美味しそうなお菓子じゃない?

私は子供のようにはしゃぎながらテレビに映ってるお菓子を指さす。
だてちゃんの方を見るとニッコリと微笑んで
White堕天使
そうですね
と返してくれた。
あなた

いーなー、食べたいなー

なんて言いながらチラチラと視線をだてちゃんに向ける。
White堕天使
そんなに食べたいんですか?
俺はあんまり食べたいと思いませんが…
だてちゃんは苦笑いでそう返す。
うーん、やっぱりダメか…。
どうにかして食べたいんだよなぁ…あ、そうだ。
いいこと思い付いた!
あなた

んー、じゃあだてちゃん

私は手招きをする。
White堕天使
?なんですか?
私に近付いてくるだてちゃんに向かって手を伸ばして
あなた

トリックオアトリート!!

そう言った、もしかしたらお菓子を買ってくれるかもしれない。
White堕天使
…へ?あ、あぁ…今日ハロウィンでしたっけ…
俺生憎お菓子持ってないんでイタズラしてくれていいですよ?
ニコッと笑ってそう答える、あれ?思ってたのと違う…。
むしろだてちゃんは私にイタズラされたいようだ。
だって手まで広げて待ってるんだもん…。
あなた

いや、あの…そうじゃなくて…

私が慌てふためいてるとだてちゃんが優しい笑みから悪戯っぽい笑みに変わった。
White堕天使
お菓子よりあまーい思いならさせてあげれますよ?
だてちゃんは私にキスしてきた。
あなた

!!

White堕天使
それにお菓子より貴方の方がすっごい甘そうですし、ね?
こうなるとだてちゃんは止められない。


まぁ、私もそれを期待しちゃってるんだけどね…
そんなだてちゃんが私は大好き

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