私は子供のようにはしゃぎながらテレビに映ってるお菓子を指さす。
だてちゃんの方を見るとニッコリと微笑んで
と返してくれた。
なんて言いながらチラチラと視線をだてちゃんに向ける。
だてちゃんは苦笑いでそう返す。
うーん、やっぱりダメか…。
どうにかして食べたいんだよなぁ…あ、そうだ。
いいこと思い付いた!
私は手招きをする。
私に近付いてくるだてちゃんに向かって手を伸ばして
そう言った、もしかしたらお菓子を買ってくれるかもしれない。
ニコッと笑ってそう答える、あれ?思ってたのと違う…。
むしろだてちゃんは私にイタズラされたいようだ。
だって手まで広げて待ってるんだもん…。
私が慌てふためいてるとだてちゃんが優しい笑みから悪戯っぽい笑みに変わった。
だてちゃんは私にキスしてきた。
こうなるとだてちゃんは止められない。
まぁ、私もそれを期待しちゃってるんだけどね…
そんなだてちゃんが私は大好き
編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。