第7話

モトキの優しさ

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2017/10/29 12:34

モトキ

あなたさ？大丈夫？

あなた

え？

モトキ

中学１年生で一人暮らしって…
何かあったからでしょ？

あなた

…

モトキはすごい。
なんでこんなに察する事が出来るのだろう
尊敬に値する

モトキ

親は？

あなた

…捨てられた。

モトキ

…どうして？

驚かないんだ

あなた

っ

モトキ

話してみ？

あなた

勉強が出来ないから

モトキ

…

ここで、私の中の何かが吹っ切れた

あなた

私が勉強出来ないから！
私が不都合だから！
私が目障りだから！
捨てられたの！

モトキ

…辛かったね

こんな時でも慰めてくれる
深く入ってこないモトキはやはり私よりとてつもなく大人だった

あれ。涙が。

あなた

っうぅ

モトキ

もう大丈夫だぞ？
あなたは悪い子じゃない

ダメだ。止まらない。

あなた

えぇんー！っ！ﾋｯｸﾞ!

私の泣き方ダサいな

止めようとしても止まらない

するとモトキは私を抱きしめてくれた

あなた

んんんー！

モトキ

泣きたいだけ泣きな？

私はモトキにハグされたまま泣いた。

そして涙が枯れた頃

あなた

…モトキありがとう

モトキ

俺らの前では無理しなくていいからな？

あなた

…ありがとう☺️

モトキ

うん！

モトキ

じゃー部屋戻るか！
そろそろスマブラ終わる頃でしょ！

あなた

そうだね！

ありがとう。モトキ。

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第8話スマブラε:))☆((:3

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編集部コメント

主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした！<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。