第7話

デリカシー
2,162
2017/10/29 14:38









『ふぅーっ、』







部屋につき慌てて深呼吸。


あんなに顔近くされたらそりゃびっくりするでしょ、










制服のままベッドに寝転ぶと、

いつのまにか眠っていた。















「〜い、おーい、あなたちゃん。」








『んー...っ、なーに?』








まだ瞼が重くて近くにあった枕に抱きついた



...つもり。







「あなたちゃーん?」






『...もうだからなに!?え、』








瞼をパッてあけると、玉森がいた。


それで、私の頬に玉森の手があった。








『ちょ!なんで部屋に入ってんの!?変態!!』






「あなたちゃんのお母さんにカバン持ってくように頼まれたんだって!」





『えええええ、せめてノックして!』





「あ、それは忘れてた」








どんだけデリカシーのない奴なの...






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