『じゃあ逆に玉森はどんなシチュエーションが憧れるの?』
そう言うと悩んでいるのか眉間にシワを寄せた
「んー、普段ツンツンしてる子が突然甘えてくる...とか?」
『ふーん、男の人ってそういう感じが憧れなんだね。』
・
いつもお母さんと2人きりだった食卓には3人分のごはんが並べてある。
そして隣に玉森。
1口食べるとこっちを見て目をキラキラさせた。
「スーパーうまい、、、」
『なにそれ子供か。笑』
「んははは。笑」
『あ、』
食べようとして1口手を止めた。
嫌いなピーマン...
母『ちゃんと食べなさいね?』
『え、あー、んん...食べたくない』
「え、ピーマン嫌いなの?」
『...うん。』
「なにそれ子供か。笑」
そう言うと勝ち誇った顔した。
むかつく...。
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編集部コメント
引きこもりのおじさんと真面目な女子高生という組み合わせがユニーク。コンテストテーマである「タイムカプセル」が、世代の違う二人をつなぎ、物語を進めるアイテムとして存在感を発揮しています。<br />登場人物が自分の過去と向き合い、未来に向かって成長していく過程が丁寧な構成で描かれていました。