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私のお父さんはお酒を飲むと暴力をふるう人で、
中学2年生の頃までそれが続いてた。
けど1回今までにないくらい殴られて、
それを見たお母さんが私を連れて出ていって離婚...という形になった。
『だから玉森にもあんな態度してたんだよね。笑』
「俺たまに心折れるかと思ったもん。笑
まあ男嫌いなのは分かってたけどね。」
『知ってたんだ!?』
「うん。だから途中から懐いてくれてたのもわかりやすかった。」
『鋭い...』
「あなたがわかりやすいんだって。笑」
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それから数分喋って家に帰った。
部屋に入るとベッドに寝転んで足をバタバタさせて余韻に浸る。
玉森と繋いでた手を見つめて1人でニヤニヤして傍から見れば怖い人だろうな。笑
編集部コメント
依頼人の悩みや不安に向き合うカウンセラーという立場の主人公が見せる慈愛にも似た優しい共感と、その裏にひそむほの暗い闇。いわゆる正義ではないものの、譲れない己の信念のために動く彼の姿は一本筋が通っていて、抗いがたい魅力がありました!