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入ってそうそうお母さんと裕太のお母さんが喋り出したから裕太と私の部屋へ。
「ほんとごめん母さんが。」
『全然大丈夫だよ。笑』
「...ん、それならよかった。笑
ねえ、こっち来て?」
そう言われて裕太が隣をポンポンとしたから座った。
『...///』
ギュッと指を絡ませた恋人繋ぎで心地いい。
「俺ね、暇があればずっとくっついてたいタイプだからだいぶめんどくさいよ?」
『...ん?だからどうしたの?』
「さっき母さんが俺には勿体ないって言ってたじゃん。
確かにそうでさ、本当に俺でいいのかなって。」
『あのさ、裕太じゃないと嫌だよ私。』
「え?」
『聞き返すなバカ!///』
手は離さず片手で顔を隠して三角座りになった。
「えまって、もう1度!!!」
『何言ってんの///ほんっと恥ずかしい///』
だけどニコニコして嬉しそうな玉森を見るともう1度言ってもいいかな。なんて思ったけど、
軽々しく言えないもんね。
編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。