第38話

イタズラ
1,659
2017/11/11 14:48







「じゃあ質問ね。

あなたってさ、甘えたがり?」







『...んー、わかんない。』








親にベタベタするような子じゃなかったし、






「んー、言い方変えるね。

抱き着きたいか抱き着かれたいか。」







『...え?

んー、抱き着くのは恥ずかしいかも?』









「りょうかい。」








すると私の首の後ろと腰に腕が回ってきて、

いつのまにか玉森の腕の中にいた。








『...はっ///』






「だから言ったじゃん。俺めんどくさいよ?って。」







イタズラっ子のような顔で笑う。


なんだかんだ私もそんな裕太にめっぽう弱い。







だけど負けてはいられない。


ゆっくり裕太の背中に手を回した。








「!?!?///」






びっくりしたのか強引に離れて、

裕太の顔を見た。







『え?』






熱があるんじゃないかっていうくらい顔が赤くてびっくりする。








「見んな馬鹿...///」







だめだ、物凄い可愛い。


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