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第3話

学校
――――...…...♪*゚


枕元に置いたスマートフォンが決まった時間に鳴り出した。
桜惟 黎(サクライ レイ)
桜惟 黎(サクライ レイ)
「夢…か。」
最近同じ夢を見る。


‘あの日’の夢。


あの声は警察で、奇跡的に生きていた私は保護された。
婦人警官に抱きしめられ、久々に思えた生きた人間の温もりに安心したのか私は気を失ってしまった。


目が覚めたのはそれから3日後だった。
桜惟 黎(サクライ レイ)
桜惟 黎(サクライ レイ)
覚えてるもんだなぁ。
10年も経ったのに。
私は震える体を抱き締めた。
桜惟 黎(サクライ レイ)
桜惟 黎(サクライ レイ)
はぁ。
ため息が出る。

スーッと息を吸い、ベッドを降りて洗面台に向かった。
私の名前は桜惟 黎(サクライ レイ)。
先週高校に入学したばかりの高校1年生。

10年前、家族を殺された私は母方の祖父母に引き取られた。
祖父母の家からは少し離れた高校に受験し、合格。先週から祖父母の元を離れ一人暮らしを始めた。
家族を失った今、一人で生きていく為にも自立し、強く生きていくと決めた。

―――ガチャッ





部屋の鍵を閉め、マンションを出る。
その通りには同じ制服を着た学生の姿が目立つ。その中に紛れる様に歩き出した。

マンションから学校までは歩いて20分程。
このマンションは学校から程遠くないからと祖父母が借りてくれた。


校門の前には教員達が立っていた。
小さく挨拶をして、校門をくぐる。

ユズリハ高等学校。私立の名門進学校だ。
杠 弥宵(ユズリハ ヤヨイ)
杠 弥宵(ユズリハ ヤヨイ)
おはよー!!黎!!
クラスの前に着き、扉を開けようとした時だった。


元気よく走ってくるツインテール女の子。


杠 弥宵ユズリハ ヤヨイ
高校に入って出会ったクラスメイト。
この杠高等学校の理事長の孫娘らしい。
桜惟 黎(サクライ レイ)
桜惟 黎(サクライ レイ)
おはよ。弥宵。
相変わらず元気ね。
もう半年も経つとあしらい方も覚える。
杠 弥宵(ユズリハ ヤヨイ)
杠 弥宵(ユズリハ ヤヨイ)
相変わらずクールビューティだよね。
2人で中に入ると、クラスがワイワイしていた。
「おはよー!黎!弥宵!」

「おはー。」

クラスメイトが声をかけてくれる。
挨拶を返しながら自分の席についた。
杠 弥宵(ユズリハ ヤヨイ)
杠 弥宵(ユズリハ ヤヨイ)
ねーねー昨日の新しく始まったドラマ見た??
桜惟 黎(サクライ レイ)
桜惟 黎(サクライ レイ)
え?ごめん、昨日バイトだったから見てない。
弥宵は隣の自分の席に着く。
杠 弥宵(ユズリハ ヤヨイ)
杠 弥宵(ユズリハ ヤヨイ)
だと思って、、、録画しておきました!!
今度遊びきて!!
桜惟 黎(サクライ レイ)
桜惟 黎(サクライ レイ)
え、いやいいよ。
杠 弥宵(ユズリハ ヤヨイ)
杠 弥宵(ユズリハ ヤヨイ)
えー!だって全然遊びに来てくれないじゃん!
桜惟 黎(サクライ レイ)
桜惟 黎(サクライ レイ)
他人の家って落ち着かないんだよね。
杠 弥宵(ユズリハ ヤヨイ)
杠 弥宵(ユズリハ ヤヨイ)
落ち着かなくていいって。
遊びきてよー!!
こんな会話何回目だろう。
遊びに来て欲しいとよく誘われる。

楽しくて、ちょっと冷たくあしらうと拗ねる弥宵が可愛くて遊んでる。
こんな日々がずっと続くと思っていた。
平和で何事もない、そんな日々が…――――

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Shiryu.
Shiryu.
まだ日が浅いので、編集の仕方がわかっていない部分があります(๑ ˊ͈ ᐞ ˋ͈ )ƅ̋ よければ気長に読んでいただけたら嬉しいです(✿︎´ ꒳ ` )♡︎ 育児中の為、更新が遅い場合があります。 ご了承ください。m(_ _)m
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