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第8話

出会い~成弥 蒼夜 side i~
俺は成弥 蒼夜なるみ そうや
ここら辺で1、2を争う影龍の総長をしてる。
総長を任せられて1年が経とうとしていた頃だった。
学校であいつ ・ ・ ・を見かけたのは。
桜惟 黎(サクライ レイ)
桜惟 黎(サクライ レイ)
私は桜惟 黎さくらい れい
よろしくね。
1度だけ見た事があった。
まだ小学生の頃だった気がする。
何の光を通さない瞳は子供ながらに過去のせいだと思った。

でも今の彼女は友達と楽しそうにしていて、その瞳は明るい光で輝いて見えた。
黒く長い髪に、明るい茶色の瞳は大きく、優しい笑顔は周りを笑顔にするようだった。
成弥 蒼夜(ナルミ ソウヤ)
成弥 蒼夜(ナルミ ソウヤ)
…そっか。
笑える様になれたのか。
何故か目が曇ってきて、前があまり見えなかった。
俺は俯いたまま彼女に背を向け、立ち去った。
いつもの様にアジトに着くと、仲間がいた。
何故かジェンガをしている。
阿泉 叶空(アイズミ カナタ)
阿泉 叶空(アイズミ カナタ)
やっほー!!
そうくん!!遅かったね!
机に肘をついて俺に手を振るのは叶空。
叶空はいつも楽しそうに笑っていて、俺達の癒しだ。
不知火 紅紫(シラヌイ アカシ)
不知火 紅紫(シラヌイ アカシ)
ちょ!バカ!机揺らすな!
叶空に睨みつける紅紫。
ゲームにはいつもやたら本気で笑える。
蘭 唯斗(アララギ ユイト)
蘭 唯斗(アララギ ユイト)
どうした?
機嫌良いじゃん。なんかあった?
ソファに座って本を読む唯斗がニヤニヤしながら聞いてきた。
さすが幼馴染。
やたらと鋭いからたまに怖い。
成弥 蒼夜(ナルミ ソウヤ)
成弥 蒼夜(ナルミ ソウヤ)
いや、まあな。
1個頼みたい事がある。
俺は自分の席に座った。
蘭 唯斗(アララギ ユイト)
蘭 唯斗(アララギ ユイト)
あぁ。
何なりと。総長様。
叶空と紅紫もこちらを見ている。
成弥 蒼夜(ナルミ ソウヤ)
成弥 蒼夜(ナルミ ソウヤ)
うちの学校に入学してきた桜惟 黎を調べ、見張ってくれ。
不知火 紅紫(シラヌイ アカシ)
不知火 紅紫(シラヌイ アカシ)
誰だ?ソイツ。
阿泉 叶空(アイズミ カナタ)
阿泉 叶空(アイズミ カナタ)
可愛いの?
紅紫と叶空は興味津々の様子。
唯斗は察しがいいのか、驚いていた。
蘭 唯斗(アララギ ユイト)
蘭 唯斗(アララギ ユイト)
おい。黎って…。
成弥 蒼夜(ナルミ ソウヤ)
成弥 蒼夜(ナルミ ソウヤ)
あぁ。
見守りたい。高校3年間だけでも。
幸せに笑っている姿を少しだけでも見ていたいんだ。
俺は静かに自分の願いを唯斗に話した。
蘭 唯斗(アララギ ユイト)
蘭 唯斗(アララギ ユイト)
わかった。
調べよう。
呆れたように笑う唯斗。



これが全て間違っていたのかもしれない。
近づこうとしなければ、傷付ける事も怖い思いをさせる事も、泣かせる事もなかったのかしれない。

だけれどこの時の俺はあの笑う彼女の姿が頭から離れなかった。

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Shiryu.
Shiryu.
まだ日が浅いので、編集の仕方がわかっていない部分があります(๑ ˊ͈ ᐞ ˋ͈ )ƅ̋ よければ気長に読んでいただけたら嬉しいです(✿︎´ ꒳ ` )♡︎ 育児中の為、更新が遅い場合があります。 ご了承ください。m(_ _)m
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