第5話

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2017/10/31 00:21
その指がゆっくりと下へ向かう。スカートがめくられる。ピクリと身体を揺らしながらも必死で耐えた。

「お、下も白のレースか。大人しそうな顔の割に、エロい下着だな」

「そん、な……ことっ……ッん」

じわりと指が中に入ってくる。

ヌルリーー

アソコに男の指が触れる。

ゆっくりと薬が塗られていく。表面、そして、中にもわずかに指が入った。

クチュ……。

「ン……ッ」

ゾクリと身体が反応した。

けれど、すぐに指は離れていった。

「よし、しばらく待ちだな」

男が壁にもたれかかった。

ホッとして肩の力を抜く。これで、耐えることができればなにもされない。明日の朝になれば自由の身だ。大丈夫。我慢できる。

わたしは目を伏せた。


コチコチ。時計の針が進んでいく。

コチコチ。三分……五分……。

そして、十分……。

男が口を開く。

「どうだ? なにも感じねぇ?」

その言葉にわたしは答えられなかった。その代わりに身体をカタカタと震わせる。

正直、五分経ったころには、アソコが熱を帯びていた。

ーーなに、これ、身体がムズムズする。アソコが……痙攣して止まらない。

ビクビクゥ。

なにもしていないのに、気持ちいいなんてそんなことありえるのだろうか。

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