第14話

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2018/08/24 14:20
「──がこれに繋がるから、続きちょっと調べてみ?」
そう言われてノートを見る私と仕事の資料を開く目の前の先生。
座っててと促されたソファーに座るのはもちろん初めてだし、そもそも私、生徒指導室にお世話になるような悪い生徒じゃないし。きょろきょろあたりを見る私の目の前に座った先生が思わず近くてびっくり。
この沈黙の時間も全然苦痛じゃない。答えがわかってノートから顔をあげた私に気付いた先生も資料から私に目を移す。
「そうやね。それでいいね。それが──」
そこまで言いかけて咳をする先生。声ガラガラで無理させちゃってるな...。“Have a nice day”と書かれたかわいいカップに入ったお茶を飲んで
「さあ、どんどん行こう」
結局そんなふうに言ってくれる先生に甘えてしまう。

1時間弱が経った頃、質問が全部終わった。終わってしまった。もう。部活まであと2時間以上あるなって時計を見る。
「部活何時からなん?」
「午後練のとき曖昧なんですよね...」
「なんなん(笑)おい、部長〜」
そうやっていつものように雑談が始まった。

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