叶:おはよ。
流風:おはよー!!!
男A:おはよ、中原さん…と麻巳耶
流風:な、何よ!! 私が来て悪かったですね!
叶:ねぇ…今日って体育、違う組と合同なの?
男A:あー、うん…
流風:ここって春ちゃんのとこ!……と哀井さんと秋原さん
叶:そ………
流風:叶ちゃん……
気まずいなー
怜:中原さん、今日の体育よろしくね
叶:秋川君…よろしく
怜:後さ、今日…体育祭に向けて、ダンスするんだって
だから、一緒にやらない?
叶:はぁ……
ダンスねぇ…踊りの方がまだ聞こえがいい
しかも、まさじゃないっていう…
怜:晶人は…違う人とやるみたい
叶:え…あ、そうなの?…別に
怜:だから、ね?
確信犯か
気持ちを知りながらも、私と踊る
意味がわからない
まぁ、片思いにはいい事か……な
叶:わかった、
流風:叶ちゃん、秋川さんとやるのー? 私どうしよ
怜:なら、晶人とやりなよ
流風:え"
え………
さっき、違う人とやるって言って
流風:まぁ、言ってきます
ちょっとどんよりした雰囲気で
流風はまさに近づいてった
叶:どういうこと
怜:ちょっとした、ジェラシーの塊を作ろうとしてるんだよ
叶:は?
秋川君はニヤついている
だけど、ちょっとピリついた雰囲気がただよった
編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。