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第10話

模試2
社会のテストは4時間目。

暗記なんて苦手だし、

地図記号なんて古代文字だし←


佐村「はい、机のものしまえ~」


……!?佐村先生!?

社会のテスト監督が佐村先生!?


佐村先生「問題配るぞ~」


回ってきた問題用紙は

なぜか私にとって特別だった。


佐村先生「はい、はじめ!」


黒板の前に座る先生は

本当に……なんていうか……。

ってかスマホいじってるし。


――30分後


……だめだ。解けない泣


佐村先生「あと10分な~」


やばいよやばいよ←

ふいに先生が立ち上がり巡回を始めた。

どうしよう……全然解けてないのに。


佐村先生「名前の書き忘れ、クラス、番号確認しろ~」


私の隣を先生が通り過ぎた。

柔らかい香りが私を包み込む。

そして何故か私の方を振り返り、

名前の欄を指さした。


……書き忘れてた。


慌てて名前を書くと

先生は微笑んだ。



もっと勉強しとけばよかった。

こんなに解答欄埋まってないのに。


佐村先生「はい、終わり!筆記用具置いて」


テスト用紙が回収されていく。

あぁ、最悪なのかなんなのか……


花恋「ちょっと、あなた!?聞こえてる?」

あなた「えっ、あ、どうしたの?」

花恋「もぅっ!何回呼んでも返事しないからさぁ」

あなた「えっ、そうだった?あ、ごめん……」

もぅ、おとぼけさんじゃん

なんて言われた私の視界には

佐村先生しかいなかった。

教室の外へ出ていった先生に

なんだか胸が苦しくなった。





今日という日はなんて幸せなんだろう。




切ない片思いは始まりを告げた。