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第15話

おひさま
お昼ご飯を食べて

日差しが暖かい午後の授業は

数学だった。


佐村「ーという事で、じゃあ類題でもやろうかな、とけた人は手挙げてね」


昨日の帰り道の下校での

佐村先生との出来事はやっぱり

私にとっては特別で、

先生にとっては特別じゃなかったんだね


ちょっぴり悲しくなりながら

類題を眺める

なんで関数で図形なんて求めるんだろう←


佐村「おーい、石崎さーん、夢の国に行かないで」

あなた「あっ、はいっ……」


誰だ午後に数学を入れたのは←

寝ちゃうにきまってるじゃん!


花恋「せーんせっ!できましたぁ!」

佐村「おっ、速いじゃん!うん、合ってるよ、じゃあ、ワークでも進めてて」

花恋「はぁーい」


あなた「ちょっ、花恋速くない?」

花恋「そぅ?やっぱり理系だからかな笑」


……人を置いてけぼりにしたくせに

いや、だめだ、こんなこと考えたら


あなた「ねーねー、どうやるの?」

花恋「んもぉ、本当に先生の話聞かないんだからあ、ここはね」


数学の時の花恋の顔は

本当に明るくて、

私の顔が笑えているか

不安になってしまう。


男子「せんせーーっ!終わった!」


隣の席の元気な野球部が

先生を呼んだ


佐村「おぅ、いや、なんでこうなるんだよ笑ここはこうするって言ったろ?」

男子「だってさぁ、関数わかんねぇもん」

佐村「おぉ、言ってくれるな笑 じゃあお前だけ宿題増やそうかな」

男子「はぁ?先生ひでー笑」


男子と笑っていた先生が

もみくちゃにされて

窓ガラスの隣に座る私の方へ

倒れてくる、



スローモーションのように

私の方へ倒れてきた






先生が窓ガラスに両手を付き、



そのガラスのような瞳は私の視線上で



……その柔らかい香りに包まれて



クラス全体の時の巡りも止まった



右側を向いて座った体は

確かに先生と向き合っている




窓ドン……?




その言葉が私の脳裏に浮かんだ時、

先生が口を開く



佐村「ごめんごめん、ほらー、男子がさわぐからぁ……ごめんね?」

あなた「あっ、いえっ……」



右側には花恋がいる

彼女の顔は見なくても

険悪になっている事は想定できる



クラスが時を取り戻し、

壁ドンじゃん笑

なんて騒いで先生をからかう。





……私はうれしいのに。


でも喜べなくて、

その香りに恋しくなって

「ごめんね?」

の言葉が切なかった。




チャイムが夢の時間の終わりを告げた。







……これは運命なのだろうか