今日はダンスのオーディション
ダンススタジオに来た
(バンドって演奏だけじゃないの!?)
あなたは一瞬あせった
今日のダンスオーディションでは
流れた曲に合わせて踊る即興ダンス
その時に流れた曲に合わせて
踊らなければいけない
しかし、あなたはダンスが得意ではない
(えー!?どうしよう…ダンスなんて無理だよ〜(T ^ T)
そしてとうとう自分の番が来てしまった
審査員
「次、53番あなたさん」
あなた
「はい!」
足を震わせながらの登場
知らないスタジオで、
しかも多くの審査員から
自分のダンスを見てもらう
(どうしたらいいの…)
審査員
「どうぞ」
音楽が流れた
(はっ!この曲は嵐の!)
私はダンスが得意じゃない
でも少しでも嵐が好き!っていう気持ちを
知ってもらえれば!
そう考えながらあなたは必死に踊った
審査員
「はい。ありがとうございました」
あなた
「ありがとうございました!」
帰り道
あなた
「はぁー全然ダメだった…」
さすがに気持ちだけじゃダメだったかな…
そりゃそうだよね
他の子達はほとんどがみんなダンス
習ってたぽいし
これが実力の差っていうやつか…
そんな簡単に受かるわけないよね…
私はオーディションで使われていた曲を
帰り道ずっとイヤホンで聞いていた
編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。