第83話

Episode77
3,888
2018/05/08 06:44
家の中にはあなたとJUMPだけになった
一時沈黙が続いた。
最初に口を開いたのは涼介だった
涼介
ねぇあなた
あなたはビクッとした
涼介
何でそんなに怯えてるの?
あなた

別に何でもないですよ

涼介
何で敬語なの?
あなた

だって他人ですから

侑李
前みたいにタメで話してくれないの?
あなた

………

涼介
何か言ってよ
涼介抑えろ
涼介
何か言えよ!
圭人
涼介…
あなたは黙ったままだった
侑李
あなた?
あなた

ごめん…

裕翔はあなたの隣に座り落ち着かせた
裕翔
何でいきなり家を出て行ったの?
あなた

あの時の私は皆とはつり合わないだから、つりあいたかったの

そんな事気にしてたの?
あなた

あと、このままあの家に居たら私は絶対に皆に頼ってしまうって分かってたから自分で働いて頑張りたかったの

雄也
俺たちは別に頼ってもらった方がいいんだよ
そうだよ。
あなたはまだ未成年だしもっと頼って欲しかった
あなた

皆はいいかもしれないけど私は自分でそうしたいと思ったからそうしたの
だからもうちょっと待ってて
必ず戻って来るから

いのちゃん
その言葉本当に信じていいの?
あなた

うん

あなたはマネージャーに呼ばれて次の仕事に向かった。
涼介
なんなんだよ
大貴
涼介今はあなたの言葉を信じよう
圭人
僕達が信じなくてどうするんだよ
涼介
でも
侑李
涼介あなたは自分で決めたことなんだよ
俺達はただ見守るだけだ
涼介は少し納得しないまま車に乗った。
ほかのメンバーはあなたを信じるしかなかった。









つづく

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