ある日の楽屋。
「んね、淳太くん、ここ教えて。」
『ん、なんや、、ここはな…』
ただ今絶賛淳太くんに見とれ中。
いや、こんな綺麗なお顔目の前にあって見ない人おらんでしょ?!
『…な、あなた!!! 今説明したのでこれ解いてみ?』
「っえ、ごめん、聞いてへんかった。」
『は!? お前何考えてたんや…』
「っえ…淳太くんに、見とれとった…」
ここは素直に慎重に。
淳太くん怒ると、めっちゃめんどくさいんだもん。
『そんなん言うたら、俺どうすればええか分からへん。』
…うあ。最年長。可愛いです…
「んじゃさ、1問出来たら、一回ちゅうして。」
『出来たらな、出来たら。』
あっさり受け付けちゃうんだ。
編集部コメント
依頼人の悩みや不安に向き合うカウンセラーという立場の主人公が見せる慈愛にも似た優しい共感と、その裏にひそむほの暗い闇。いわゆる正義ではないものの、譲れない己の信念のために動く彼の姿は一本筋が通っていて、抗いがたい魅力がありました!