« シルクロードside »
かろうじて家に帰ってきたものの
あなたは放心状態
そういってキッチンに駆け出しって行った
俺には分かんだよ
あなたは今カラ元気
無理なんかしなくていいのに
でも、さすがにいい名付けがいるとは…
予想もしてなかった
予想出来るとすれば、反対されること…
財閥なめてた
メンバーに言わなきゃだよな
ピコン
LINEか
そして、15分後
ピンポーン
リビングはどんよりとした雰囲気に
なってしまった
あなたはこの空気が嫌だったのか
またさっきのカラ元気に戻った
ンダホは空気を呼んだのかあなたに合わせた
ん?モトキがこっち見てなんか言ってる
「 無理すんなよ、俺達も一緒に行こうか 」
あなたにも聞かなきゃわかんねぇな
一応
「 あなたと話す、その後に言うから 」
と答えておいた
本当にどうしよう
さっきのあなたからして
俺との結婚やめようとしてる…?
そんなの絶対に嫌だ
だってもうあの手は離さないって決めたから
編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。