第57話

もう1度
296
2018/03/28 05:12
そして、翌朝

シルクロード
あなた〜起きろぉぉぉぉ
あなた

まだねむたいよぉぉぉぉ

シルクロード
俺は腹が減ってるんだお
あなた

だからなんなんだお

シルクロード
朝ごはんを作って欲しいんだお
あなた

えぇぇぇぇ

シルクロード
いや、そこはいやだおだろ!笑
あなた

あ。じゃ作んなくていいのね?

シルクロード
いや、だめ!

そんなやりとりが続くこと約15分

あなたはようやく折れてご飯を作りました。
シルクロード
んじゃ、いただきます!
あなた

いただきます

あなた

ん?何が?

シルクロード
お前ん家にはいつ挨拶行くか?
あなた

ん〜とね、いつでも

シルクロード
じゃ今日?
あなた

今日?みんな仕事行くよ?

シルクロード
じゃ会社に乗り込むか
あなた

あ、いいね!
今日会議あるとか言ってたから丁度いいかも

シルクロード
じゃあ昼から行くか
あなた

うん!



そうして、お昼過ぎ

あなた

そうだけど?

あなた

そんなもんじゃないの?
ま、とりま行こか

《シルクロードside》

そういって、ロビーに入るなり

ざわめく周りの社員

すると、スーツを着た長身の男が近づいてきた。

付き人
お、お嬢様?!
いらっしゃるなら申してくださいよ!
本日の会議には出席されない予定では?
あなた

今日は仕事じゃないの
あの老いぼれジジィとババァに話つけに来たの

老いぼれ…笑

付き人
それよりお嬢様、そちらの方は?
付き人
お嬢様、婚約者の方は?
あなた

そんな人知らないわ
あ、ちょうどいいじゃない
こんなに社員が集まってるわ

付き人
でも…
あなた

皆さん!私は今日、この方との結婚を承諾して頂くべくここまで来ました。私は反対されても駆け落ちしてでもこの方と一生を共にして行きたいと思っています。だから、どうか私たちを応援して頂けないでしょうか!


静まり返ったロビー

俺も何か言わなきゃ
これしか思い浮かばない




1人が拍手をした


すると全員が拍手をし、


「お二人とも頑張ってください!」

「私達も力になります!」

と、社員が声をかけてくれた
あなた

皆さん、ありがとう

だけど、これじゃ喜んではいけない

あの人達からの承諾を得ていない






おじいちゃん
おい、なんの騒ぎだ?

その声に震えたあなたは俺の手を握った

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