第3話

episode3~柳瀬くんの気持ち~
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2017/11/18 16:25
俺は柳瀬翔!!!!
正直言うと結構モテる方。
女子1
柳瀬くぅん♡今日~暇?
うーん今日はごめんね!
女子1
そぉっかぁ!
こんなこと日常茶飯事!
だから、俺は女の子には困った事ない!
けど、俺が1番手に入れたいと思う子には俺の事なんて眼中にないんだ。
そのこの名前は
あ!
ゲッ
ハールちゃん♡おっはよぉ
そう言えば大体の女子は大喜びするのに、この子佐倉ハルちゃんは全くのご様子。
俺が初めて好きになった子は、どうしたら振り向いてくれるんだろう?
ハルちゃんの顔を見るとつい抱きつきたくなって、早く俺の物にしたいなーなんて思う。
まあ、こんなことばっかやってるから嫌われちゃうんだけど
それでも少しは俺のこと意識して欲しい。
それに、こうしてないと他のヤツらがはるちゃんの良さに気づいてしまうから。
放課後。俺は女の子たちの誘いを断り、すぐさまハルちゃんの居る図書室へと向かった。
ハルちゃん♡みーっけ
扉から顔を出す。
そこには愛しのハルちゃん♡
やっぱりいつ見ても可愛い!!
俺を見て驚いている様子だった。
モーその顔も可愛すぎる!!
頭の中にある欲望と戦いながら図書室に入る。



たわいもない話をしていると。
突然ハルちゃんは、口を開いた。
ねえ。何で私に構うの?
と、不思議そうに聞いてきた。
俺は即座に
そりゃ、好きだもん!
って答えた
ハルちゃんは驚いている様子だったけど、俺はずーっと思ってる事!!
これで少しは意識してくれるかな___?
なんて思った直後にあんな事が起きるとは
ハルちゃんは、本棚のを整理しようとハシゴを使っていた。けど、そのハシゴがバランスが崩れたのか倒れてこようとしている。
すぐさまハルちゃんを助けようとした。
俺が下敷きになればハルちゃんは怪我しなくてすむ!
けど…俺ってひ弱なのか…手首からグキッというなってはいけない音がした。
ハルちゃん?!大丈夫!?怪我してない?!
とにかくハルちゃん第1だ!
俺が下になったおかげて怪我は無かった。
ダサいなー、守った割には自分が怪我するなんて…
ハルちゃんにバレないように痛くないふりをしたけど
ハルちゃんは俺を心配してくれた。
その優しさが嬉しすぎて、ついハルちゃんのお世話になってしまった
あーあ。俺めっちゃダサい…
別にダサくないんじゃない?私を助けようとしてくれたんだし。
思ってることが口に出ていて、ハルちゃんは慰めてくれた。
やっぱ、こーゆーとこ好き!
俺ハルちゃんが大好きだ!!!!
絶対ハルちゃんのこと振り向かせる__!!!!






ハルちゃんいつか俺だけに優しくしてね___

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