第7話

リビングにて
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2017/11/04 14:19
「ふぅ〜」

私と美紅はお風呂から出た。

「なんか飲む〜?」

「うん!お茶欲しい!」

「はーい。啓太は??」

「俺は大丈夫ー!」

私は2つのコップを出してお茶を注ぐ。


そして私はLINEをチェックした。

まだ、達也さん帰ってこないか…

現場大変なのかな?

取り残されてる人とかいるのかな?

心配…


「はいどーぞ。」

お茶が入ったコップを差し出す。

「ありがとー。」

ゴクゴクと美紅が飲み干していく。

「ぷはぁー!美味し〜」

「親父かよ。」

「うわっ!か弱い、か弱い女の子にそーゆーこと言っちゃう??」

「言っちゃう〜。しかもお前、か弱くねーだろ。」

「はぁい???か弱いですけどぉ〜?」

「どこがだよ。」

啓太はボソッと言った。

「何か言いましたぁ〜??」

「言ってませぇ〜ん。」

「よろしい。」

2人のかけ合いを見て私は笑った。

「あははっ」

「もう、あなたー!」

「ごめん、ごめん。2人のコントが面白すぎて。」

「コントじゃ[ないし!] [ねーよ!]」

「すごい。息ピッタリじゃん!」



そんなこんなで私達はテレビを見ながら話していた。

そして、しばらくすると番組と番組の間に入るニュースが流れた。

「あ…。」

もしかして…

ここが現場…?

上空からの映像で、暗い闇の中に炎が燃え上がっていた。

何軒かは全焼しているのが見え、消化活動をしているのも見えた。

『7時30分頃、〇〇市の住宅密集地にて火災が発生しました。

住民の方からの通報を受け、駆けつけた消防隊員らは消化活動を行いましたが、

3時間がたった今も未だに消化活動が続けられています。

なお、けが人、及び死亡者は多数いると見られていますが、正確な情報は入っておりません。』

アナウンサーがスラスラと原稿を読む。


こんなにも…。


私は胸が痛んだ。


そして、なんとも言い表せないような感情が押し寄せた…。

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