第36話

翌朝
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2018/01/07 06:10
ー翌朝ー

「達也さーん?」

私は、達也さんの部屋を覗く。

達也さんは、スースーと気持ちよさそうに寝ていた。

私は近くまで行く。



うふふっ、かわい〜

無防備な顔で、安心してる感じ。


私はチュッとほっぺにキスをした。



「わっ!」

ほっぺにキスをして、目を開けると、達也さんが起きていた。

「どうせなら、口にして欲しかったなぁ。」

達也さんが残念そうに言う。

「も、もう!早く起きないと遅刻しちゃいますよ!ほら、起きて、起きてー!」

私は、部屋から出ようと立ち上がる。

すると、達也さんは私の手首を掴んだ。

「だーめー。ちゃんとしてくれないと起きないもーん。」

小さい子供のように駄々をこねる。

「なっ!」

「早く、早く〜!」

「んんんんんんー!!!」

私は、唸ったあと、達也さんに近づく。


そして、私はチュッとキスをした。

「こ、これでいいですか!?」

「だめ、まだ足りない。」

すると、達也さんは私の顔を引き寄せて、長いキスをする。

「んっ!ちょ、達也…さん…。ま、待って…」

何度か口付けした後、顔が離された。

「息続かない?」

「う、うん。」

「かわい〜、」

と、達也さんは私を抱きしめる。

「あなた。」

耳元で囁かれ、ドキッとする。

「あれ、耳弱いの??赤くなってるよ?」

達也さんに言われて、ますます赤くなる。

「も、もう!達也さん!朝ごはん冷めちゃうから!」

「はぁーい。」

達也は、むくっと起き上がり、私とリビングへ向かった。

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