第5話

リクエスト…ポッキー② 微R指定
1,921
2018/01/28 11:43
朝ごはん…何を作ろうか
あなた

ポキさんは何か食べたいものある?

するといつの間にかパソコンの前に座りゲームのコントローラーをいじっていた彼は身をこちらに向けて
ポッキー
オムライスが食べたい!
と言った
あなた

分かった!

私はどこにあるかわからないボールを探偵気分で取り出し卵を溶いた
久しぶりのこの感覚
しばらく自分で料理をしていなかったので卵を溶く作業も楽しく感じる
いつもコンビニ弁当だったからなぁ
さっきボールを漁った時に出てきたフライパンに油を敷き、チキンライスを作る
ポッキー
あっ、エプロンつける?
ポキさんがいきなり話しかけてきた
多分、ケチャップが服についたら大変だからだと思う
あなた

じゃあお願いする!

そう返事をするとヒラヒラのついた白いエプロンを片手にこちらに近ずいてくる
あなた

ありがとう!

ポッキー
うん!あ、付けてあげるね?
そういった彼は私の返事を待たずにエプロンを広げ私の前に持ってくる
ふと知らないシャンプーの匂いがする
とてもいい匂いだ
男の人の匂いもする
そんなことを思っているうちに首の紐紐は縛り終わっていて腰元で紐をリボン結びしてくれている彼がいた
ポッキー
うん。かわいい!
ものすごくヒラヒラしているエプロン
胸元にはピンクがかったリボンがついている
あなた

なんでこんなエプロンあるの…笑笑

ポッキー
この前動画で使ったんだ笑笑
あなた

そっか笑笑

そういいながらまた彼はパソコンに向かう
よし、つづきをしよう
気を取り直してチキンライスをつくり卵を焼く
少しスクランブルエッグのようにするとフワフワで美味しくなるのだ
あなた

できたー!

ポッキー
じゃあ、こっちの机に持ってきてもらっていい?
あなた

うん!

私は指定された机にオムライスを置き、エプロンを脱ごうとする
ポッキー
待って!
ポッキー
脱がないで?
あなた

…なんで?

ポッキー
いや…似合ってるから///
そっか似合ってるからか

似合ってる!?
あなた

えっ!

ポッキー
命令だから!
理解が追いつかないまま私はエプロンを脱がないで朝ごはんを食べることになった
あなた

分かったよ
じゃあ頂きますしよ?
いただきまーす!

ポッキー
いただきまーす!
ポキさんは、オムライスをスプーンですくい口に運ぶ
ポッキー
おいし!
あなた

ほんと!良かった!
じゃあ私も食べる!

私もオムライスを口に運ぶ
我ながら美味しい笑笑
もくもくと食べ進めているうちになくなってしまった
あなた

ごちそうさま!

1人でそういった私はポキさんの方を見る
するとポキさんはもう食べ終わっていたみたいで頬ずえをついて私の方を見ていた
ポッキー
美味しかったよ(,,・ω・,,)
ごちそうさまでした!
あなた

ありがとう(♡˙︶˙♡)

ポッキー
あっ、口にご飯粒ついてるよ笑笑
そう言った彼は私の口元からご飯粒を指ですくい、口に運ぶ
ポッキー
やっぱり美味しい
あなた

…///

なぜ平気でそんなこと出来るのだろう

いや平気じゃないみたいだ
顔が赤い
ポッキー
ごめん///ほぼ間接キスだよね///
あなた

大丈夫だよ笑笑
じゃあお皿下げるね?

私は食べ終わったお皿とスプーンを台所に持っていき、洗った
しばらくして洗い終え、パソコンの方を向くとボーっとしている彼がいた
あなた

ポキくん?

呼びかけるとハッとした顔で私の顔をみる
ポッキー
…あなた?
あなた

ん?

ポッキー
僕、もう我慢できないよ?
あなた

…???

何もわかっていない私に近づいてきた彼はマスクを外し私の唇に自分の唇を重ねた
ポッキー
そんなはだけた服装でいるあなたが悪いんだからね?
私は自分の服装を見る
すると、腰元のエプロンの紐はいつの間にかほどけていてシャツは胸元のボタンが外れはだけていた
あなた

あっ

ポッキー
気がついた?
そう言うと私に返事をする時間もとらずまた唇を重ねる
今度は甘酸っぱいようなキスではなくとても深いキスだ
息継ぎのタイミングを見失って口を開けた瞬間舌が入ってきた
あなた

…んふぅ…っ

私より彼の方が背が高いから、私は彼を見上げる形になっている
目を開いてみると目が一瞬だけ目が合ったがキスは止まらなかった
あなた

んーっ

息が苦しくなって彼の胸を叩く
するとキスをやめてくれた
ポッキー
…ごめんな?
俺あなたが好きみたいだ

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