朝早くからうるさい声で起こしてくる妹。
「兄ちゃん〜朝だよ〜部活だよ〜」
妹が話しかけてくる。
「わかってる、わかってる、
てかお前は何部に入んの?
帰宅部か〜?」
僕は、ニヤニヤしながら妹に聞いた。
「え?」
妹は、びっくりした顔で僕を見る
「兄ちゃんしんないの?
私バスケ部だよ?」
僕は、まさかという顔をしていたらしい。
「女子?バスケ部?」
妹は、首を振った。
「まさか男子バスケ部なのか,,,?
お前が?」
「兄ちゃん主将なのに知らないの?」
「うん、知らない。」
僕は、朝のことを全く信じていない。
体育館に入って靴ひもを結んでいると、女子の声だ!マネージャーか?そとを除くと妹だ!
これからの部活が心配だ。
編集部コメント
依頼人の悩みや不安に向き合うカウンセラーという立場の主人公が見せる慈愛にも似た優しい共感と、その裏にひそむほの暗い闇。いわゆる正義ではないものの、譲れない己の信念のために動く彼の姿は一本筋が通っていて、抗いがたい魅力がありました!