今日は土曜日。
俺は、大ちゃんと二人で趣味のカフェ巡りへ行くことにした。
女子って思われるかもしれないけどね。笑
大ちゃんと駅で待ち合わせをし、10時に駅に着くように9時半には家を出た。
後ろを振り向くと、大ちゃんがいた。
商店街を歩き、俺は気になるカフェへ入ろうとした。
俺は嫌がる大ちゃんの手を引っ張ってカフェへ入っていった。
中に入ると、女の子ばかりで男の人はカップルばっかり。
俺も…あなた先輩と行きたいな…
って…何言ってんだろ。
俺は注文してから、大ちゃんと話したり隠し撮りをしたりと楽しんだ。
聞いたことのある声が、店に入ってきた。
えっ⁇…
あなた先輩…
カフェ巡りが趣味だなんて言ったら、キモイって思われたりしねぇかな…?
え…?
あなた先輩も、カフェ好きなのかな?
美咲先輩、とても元気でいい人そうだ。
あなた先輩と一緒にいる人だから、優しそうだ。
自己紹介が終わったが、これからどうしよう…
あなた先輩にバレてねぇよな…?
大ちゃん、応援してくれるのはありがたいけど、これじゃ、ばれちゃうだろ。
俺は、大ちゃんと美咲先輩、そしてあなた先輩と一緒にカフェ巡りを楽しんだ。
編集部コメント
依頼人の悩みや不安に向き合うカウンセラーという立場の主人公が見せる慈愛にも似た優しい共感と、その裏にひそむほの暗い闇。いわゆる正義ではないものの、譲れない己の信念のために動く彼の姿は一本筋が通っていて、抗いがたい魅力がありました!