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2017/11/03

第5話

3.転校生
杏里を追い払った後。
追い払ったは、言い方悪いかな?でもいいや。
事実だし。
すぐに担任が来た。
担任
おはよう。今日は俺の話の前に紹介する人がいる。
クラス皆がざわつく。
男ですか?女ですか?なんて質問してる人もいる。
ざわつきが収まらないまま転校生らしき人が
教室に入ってきた。

その瞬間、空気ががらりと変わった。
入ってきた人は……。中々のイケメンだった。
先程まで騒がしかった教室は一斉に静まった。

教室の空気が息苦しいと言うように、少し顔を
歪ませた転校生は雪のように冷ややかで柔らかい声で
神崎瞬です。
と言った。
担任がぼそりと瞬に呟く。
瞬はこくりとうなずいて、こちらにやってくる。
私の隣の空席にどかりと座り込む。
すると視線がこちらに集まる。

半分は、羨ましいという視線。
もう半分は……。なんであいつがという視線。
しょうがないじゃん。
私がここに来いって言ったわけでもないんだし。

心の中で必死に言い訳をするが聞こえるわけもなく。
とりあえず、気にしない事にして瞬に挨拶をする。
あなた

あなたです。これから、よろしくね。

"いつもの私"を心がける。
明るくて、男子と仲が良いけどサッパリしている私を。
うまく笑えてるかな……?と不安になる。

瞬は、ずっと無言だ。
なんか反応してよー。と言おうと思った。その時。
お前……。覚えてないの?
なんの事だか全く分からなくて、考え込んでいると
まぁ、いいや。
おかしなやつ。と言い、雪がとけるように笑った。
私も、心から微笑んだ。