雪「ただいま〜…って、誰もいないんだけどね…」
私の名前は夜月 雪。
高校1年生。
両親は離婚して、私は、父方の祖父母の家で暮らしてたんだけど、あまり上手くいかなくて中学2年の時に一人暮らしを始めた。
プルルルル…プルルルル…
雪「?…誰だろうこんな時間に…もしもし?」
祖母「あぁ!雪かい?」
あなた「なに?おばあちゃん…電話かけないでって言ってるでしょ?」
祖母「あぁ…悪かったね…高校の話してなかったと思っての〜」
あなた「高校?今のままじゃダメなの?」
祖母「それが、平成高校に言ってもらうことになったからよろしく頼んだぞ?」
ブツッ!…ツーツー
あなた「…平成高校!?あそこって男子校じゃない!」
そう、平成高校は9人の王子がいることで有名な寮制の高校なのだ。
あなた「嘘でしょ…」
どうなっちゃうのぉ〜!!??
編集部コメント
依頼人の悩みや不安に向き合うカウンセラーという立場の主人公が見せる慈愛にも似た優しい共感と、その裏にひそむほの暗い闇。いわゆる正義ではないものの、譲れない己の信念のために動く彼の姿は一本筋が通っていて、抗いがたい魅力がありました!