第7話

No.7
5,455
2017/10/31 14:25
なんだかよくわかんないけど、身の危険を感じたのは確かだった。裕翔くんから視線を外さないようにしながら、ゆっくりと部屋のドアを開け、部屋の中へ転がり込む。…はずだったのに…
裕翔
はは。捕まえた(ニヤリ)
もう逃げられないね。
そう言って、裕翔くんは私の手首を掴み、自分の方へ引き寄せた。離そうとしても力が強すぎて抜け出せない。
あなた

い、いや。離して!!

裕翔
いやだ。
耳元でそっと囁く。
思わずゾクッとしてしまう。
一体どうなっちゃうの!?
不安と恐怖でいっぱいで私はその場に座り込みそうになる。
あなた

ね、ねぇ裕翔くん。どうしてこんなことするの?

裕翔
そっか。あなたはどうして俺がお前のこと知ってるのか分からないんだな。じゃあ、教えてやるよ。
そう言って裕翔くんは話し始めた。

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