第12話

No.12
5,196
2017/11/01 13:20
もう抵抗する気なんて無かった。
どうせ裕翔くんからは逃げられない。それに、何故か裕翔くんに殺されるのは悪い気がしない気がする…

やっぱり、好きだから…かな?

今まで全然恋なんてしたこと無かったけど、そんな私でもわかる。これが恋なんだって。
裕翔
さぁ、目を閉じて。
痛いのはいやでしょ?だから眠らせてからゆっくり殺してあげる♪
私は素直に目を閉じる。
どんな風に眠らせるのかは想像もつかないけど、それで痛みなく死ぬなら別にいい。
裕翔
いい子だね。じゃあ、体の力を抜いて、リラックスしてね。
私は体の力を抜く。その瞬間、何かが私の唇に触れた。
……ぇ?

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