プリ小説

第6話

人気者

シューズと床が擦れる音と
ボールがバウンドする音が同時に鳴る。

そして遅れてホイッスルがピピー、と大音量で鳴る。


「っっしゃ!!!」

ガッツポーズをする点を取った彼。
佐藤拓也くん。

文化部の癖に運動神経いいんだな、と思いながらボーッとバスケの試合をながめる。
ちなみに仕事は来年のためにも一、二年生に任せた。決して放棄じゃない!


「ひゃー佐藤くんかっこいいねぇ!開始4分で1人でもう5点も取ってて……」
関心したように言うゆめちゃん。
そうだね…とか言いつつも良くわからない。
本当にわからない…
ただ、


「きゃー!!!拓也くん!!!頑張ってーー!」
「!!こっち!今こっちみた?!いやあぁかっこいいーーー!!!」



ギターボーカルやってる男の子がモテるって本当なんだと思った
あ、いやバスケが上手だからなんだろうけど…
とにかく女子にとっても人気だ。


制限時間の20分が経ち、ホイッスルが鳴る。
結果は佐藤くんの活躍によって圧倒的に佐藤くんクラスが勝っていた。

「佐藤くんに一声かけてこよっかー!」
「そうだねー」
ゆめちゃんの提案で、佐藤くんの方へと駆け寄る。
「佐藤く…」
「拓也くん!!すっごーーくかっこよかった!」
「拓也ナイスプレイだったー!」


次から次へと女子が集まる。
とても声がかけられそうにない。
…正直女の子わらわら集まってくるの軽くホラーだなぁ。

「佐藤くん、人気だねぇ…」
少し圧倒されながらゆめちゃんが感嘆する。


「そうだねぇ……」
私も呆けながら言葉を返す。

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はむぷりん
はむぷりん
恋愛小説からホラーまで、広いジャンルで好きです。日本語不自由だけど精一杯頑張って小説更新していきたいと思ってるのでどうぞ暖かい目で見守ってくれると嬉しいです_(._.)_ それからコメント、いいね貰えるととても嬉しいです、お待ちしてます🤤
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