プリ小説

第8話

甘い、です…。

「あ、そうだ。ねぇあなたちゃん
ジュースの買い出し俺も行っていい?」

「え゛……私は別に構わないけど…ゆめちゃんに聞いてみて。」

「えっ?私は別に全然構わないよー!
むしろ誘おうと思ってたもんっ!」


速攻返事を返すゆめちゃん。
…誘おうと思ってたんかい


「やったー
……てことでついでに焼き芋奢ってよあなたちゃん」
「は?今なんか言った?」
「焼き芋。」
「寝言は寝て言ってください」

けちー、という佐藤くん。
何がケチじゃ。


「焼き芋は私が奢るよ佐藤くん!
てことで買い出しれっつごー♪」
拳を上にあげて放送室を出ていくゆめちゃん。ノリノリだなぁ。




.*・゚ .゚・*.


ゆめちゃんが指名した買い出しメンバー+佐藤くんで近くのスーパーまで来た。
と言っても先生とは別々で買うから実質私とゆめちゃんと、それから佐藤くんだけなのだけれど。

「あなたちゃん、飴舐める?」
「…ありがと」

そういって佐藤くんが差し出したのはレモン味の棒付きキャンディ。

「なんか放送室に来る人って皆いつも飴常備してるよねぇ…」
ゆめちゃんが少し可笑しそうに言う。
…たしかに。

「のど飴だけどね。」
パリパリと音を立てて飴を開ける。
…これ開けるの苦手だ。紙が破れて所々くっついちゃう。

「あなたちゃん飴開けるの下手くそ」
「うるさい…」
佐藤くんは私が持っていた飴を取り、丁寧に残りの紙を剥がす。

「………どうもありがとうございます」
「感謝してよね」

なんだこいつ。
そう思いながらも少し嬉しい自分がいる
…事を隠すように飴にかぶりつく。

「すっっぱい」
「え、嘘」
「あなたちんは極甘党だもんねぇ
りんごとかいちごばっかり舐めてる」

どんだけ甘党なのさ。
私の舐めかけの飴を取り、別の飴を無理矢理私の口の中に放り込む佐藤くん。

「え、レモン味舐めるよ勿体無い。」
「こっちは俺舐めるから」


…は?

呆けてる私をよそに、佐藤くんはついさっきまで私が舐めていた飴を舐め始める。

「ひゃ〜〜〜!!佐藤くんやりますなぁ!」

は…え?



「うそ、でしょ…?」
やばい、今私相当顔赤い。

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はむぷりん
はむぷりん
恋愛小説からホラーまで、広いジャンルで好きです。日本語不自由だけど精一杯頑張って小説更新していきたいと思ってるのでどうぞ暖かい目で見守ってくれると嬉しいです_(._.)_ それからコメント、いいね貰えるととても嬉しいです、お待ちしてます🤤
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