プリ小説

第14話

お疲れ、さよなら。

帰り道の事だった。





「俺さ、あなたの事好きなんだ」

「え……」


去年の5月、ずっと憧れてた一つ上の先輩に、いきなり告白された。


「俺と付き合ってくれないか」

正面を向いて真剣にいう先輩…康太先輩。



「もちろん、こんな私で良ければ」
ふわふわした気持ちだけど、しっかりと。
私はすぐに返事をした。





゚・*:.。.*.:*・゚.:*・゚*


「…はぁ〜〜!!お疲れ様会、楽しかったねぇー!」

「うん、そうだね」


帰り道、楽しそうにゆめちゃんが言う。

あの後、後輩ちゃんへのレズ誤解を必死で解いて、解けたあとにまたどんちゃん騒ぎが始まった。

とても楽しくてあぁ、やっぱりここは第2の私の家だなぁ、と改めて思った。



「もう今日で終わりって、なんだか悲しいです」

佐藤くんがぽつり、と言う。



あ、そっか。球技大会までのお手伝いだったんだっけ。

「まぁ、また体育祭あるからさ!佐藤くんで良ければまた手伝ってよ!うちの部、男子一人もいないし実況するし、男子の声あった方がメリハリつくしねぇー!」

ゆめちゃんがにこにこしながら言うと、
「是非手伝わせて下さい」と礼儀正しく言う。

本当、扱いが違いすぎる。


「あなたちゃん、何、俺いなくなって寂しいの?」
「は?」
「大丈夫大丈夫、俺一応放送委員だからお昼とか行くよ」
「え、初耳。」


最後のセリフはゆめちゃんと被った。
おい委員長。


「なぁんだよーーー!じゃあお昼と下校毎日来てよーーー!!」

「あはは、下校は無理な日ありますけど毎日来ていいなら行きますよ」


えぇーーー…





「じゃあ、お疲れ様ー!ばいばい佐藤くんーありがとねーー!」

「お疲れ様でしたー」


「さよなら」

駅について、ゆめちゃんと私は同じ方向、佐藤くんだけ別の方向だった。
トントンと少しずつ階段を上がっていく佐藤くんを見つめる。




また、放送室来てくれるかな…。

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はむぷりん
はむぷりん
恋愛小説からホラーまで、広いジャンルで好きです。日本語不自由だけど精一杯頑張って小説更新していきたいと思ってるのでどうぞ暖かい目で見守ってくれると嬉しいです_(._.)_ それからコメント、いいね貰えるととても嬉しいです、お待ちしてます🤤
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