プリ小説

第19話

番外編 -クリスマスライブ- 3



いよいよ最後の二人バンド。
着ぐるみを着た佐藤くんと、皆から「たくあん」と呼ばれている佐伯琢斗くんが登場した。

「ラスト鳳(おおとり)です、17ってバンド…こらこらこら座り、お座り!」

佐藤くんが話し始めた瞬間、カーテンを閉め出した佐伯くん。自由だなぁ。


「えー…もう、もういいや。
僕ら1曲歌わせていただきますー、じゃあほら、たくあん君よ、ギター持って。もう眩しくないからね。大丈夫だよー」


ぷちコントみたいだ。

このバンドは佐伯くんがギターで、佐藤くんはボーカル。とてもシンプルな音色だった。

佐伯くんのギターと、佐藤くんの歌と、観客の手拍子。音はそれだけ。


それでもなんだか、だからこそ聴きやすくて私はこういうの好きだ。

「いいねぇ。」
「でしょでしょうー!」

なんて後輩ちゃんと話しながら。





゚・*:.。.*.:*・゚.:*・゚*



ライブが終わって、後輩ちゃんと一緒に佐藤くん達がいる控え室に行った。


「入って大丈夫なのかな…」
「大丈夫ですよー!てか他の子達も入ってるし。」


本当だ。すごい人だかりだった。
ほぼ全員が女の子で、
女の子達の目当てはやっぱり佐藤くんだった。


「やべぇですな…すごいモテモテじゃないですか」
「でも佐藤はモテないって言ってるんですよ。嫌味ですよね。」

「嫌味だねぇー」

「何陰口言ってんの」


佐藤くんがこっちに向かって来た。

「え…聞こえてたの?すごい地獄耳だね…」
「こわ」

「うるさいなぁ。耳が良いって言ってくれない?ついでに声も良いって言ってくれても良いんだよ?」

「うん、佐藤くんかっこよかったね。」
私は思ったことを口にする。

「先輩、あんまり調子乗らせないようにしてくださいね!?」

「わーいでしょでしょ、さすが俺!


…あ、そうだあなたちゃん」

「なあに」


「クッキー、美味しかった。ありがと」

また作って。と頭を撫でられる。


心臓が跳ね上がる。
顔、多分真っ赤だよね。

いや仕方ない、よね!


「し…仕方ないなぁ。今度はブラウニーケーキを作ってやろう。」


…ありがとね。





今日は嬉しいことがたくさんありました


ちょっと早いけど、


Merry Christmas!!

シェア&お気に入りしよう!

この作品をお気に入りに追加して、更新通知を受け取ろう!

はむぷりん
はむぷりん
恋愛小説からホラーまで、広いジャンルで好きです。日本語不自由だけど精一杯頑張って小説更新していきたいと思ってるのでどうぞ暖かい目で見守ってくれると嬉しいです_(._.)_ それからコメント、いいね貰えるととても嬉しいです、お待ちしてます🤤
恋愛の作品もっと見る
公式作品もっと見る