「お母さ〜ん、今日のご飯何〜?」
「今日は…野菜炒めと、煮魚かな。」
おぉ!!私の好きな野菜炒めがある!!
「ふふ。あなた好きでしょ?」
お母さんは何でもお見通しだね。
ありがとう。
「お母さんの野菜炒め大好きッ!!」
「良かった。じゃあ…お姉ちゃんも呼んできてくれる?」
「わかった〜!」
私には1歳年上のお姉ちゃんがいる。
奏音って言うんだ。
とっても優しい、美人なお姉ちゃん。
私は二階のお姉ちゃんの部屋をノックした。
コンコン
『は〜い?』
部屋から声がする。
「ご飯だよ〜」
今年受験のお姉ちゃんは勉強中だったみたい。
お疲れ様です。
「おっ、やった〜♪今行くね!」
「今日もずっと勉強してたの?」
「うん…まぁね笑」
「そっか…無理しないでね。」
お姉ちゃんは無理しちゃうところがあるから…
私も心配です。
「あなたは〜…今日も部活?」
「あ、うん。部活〜」
「そっかそっか〜…
今日もイケメン達と会って来たのかッ!!」
お姉ちゃんも実は軽音部ファンなんだよね…w
菜乃花先輩と同じで、志麻くんとセンラくん推しの。
「えっ、まぁ…うん。会ってきた笑」
「いいなぁ〜…私も会ってみたいよ…」
ほんとに会いたそう…
会わせてあげたいな…笑
「じゃあ今度会う?」
「えっ、いいの?!笑」
「うん。言っとくよ笑」
「あなた大好き〜!!ありがと!!」
そう言って抱きついてきた。
ふふ。私もお姉ちゃん大好きだよ。
私たちは下に降りてご飯を食べた。
その後お風呂に入って課題をやった。
分からないところはお父さんに教えて貰った。
その後はお母さんとテレビを見た。
面白いドラマをやっていたから少し夜更かししてしまった。
お母さんは今日くらいならいいよって、許してくれた。
私はベッドに入った。
今日の出来事を思い返しながら眠りについた。
『また明日も頑張ろう』
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家族はいい人ばかりですね。
こんな家庭に生まれたいです。
次回もお楽しみください。
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編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。